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スレイブ・プレイ! 氷華女子大学アイスホッケー部 愛奴化計画
第10章 知略の女をハメ堕とす、絶頂の肉奴隷宣言!
※ ※ ※
「……雪希っ!」
一番近い所にいた優が、異常を見てとり駆けつけようとする。しかし、そのコースにスッと割り込む黒い影。
「フフフ、行かせないですよ」
貴公子然として立ち塞がり、エッジを止めたのは氷堂冬馬だ。
「お前……いや、お前たち。最初からそのつもりで……」
頭の回転が速い優は異常事態の裏に潜むおぞましい企みを察しつつあった。
見れば、遠く自陣では氷裂の二人のフォワードに二人掛かりで猛烈なチャージを仕掛けられて、咲良が外周ボードへと吹き飛ばされているではないか。それはゲームにはまったく関係のないプレイだ。
いわんや、審判である鬼岳の行為をや。彼らにまともな考えがあるとは思えなかった。
「そこをどきたまえっ! さもなければ容赦はしない!」
顔つきを変えて、冬馬を睨みつける。
しかし、冬馬はどこ吹く風で優雅に片手を頭上高く差し上げると、決めの瞬間のフラメンコダンサーがオーレと叫ぶようにして言った。
「……寄越せ!」