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スレイブ・プレイ! 氷華女子大学アイスホッケー部 愛奴化計画
第3章 スポーツ留学生、屈辱のフェラチオ奉仕

 かつて、祖国はアジアを代表するアイスホッケーの強国であった。女子のプロリーグのない東洋の他の国々と比して、国家の威信をかけて朝から晩まで選手の強化に取り組む体制は、とてつもなく恵まれたものだったのだ。

 だが、時代の波が彼女たちの待遇を変えた。アイスホッケーは育成にかかる費用が他の競技よりも遥かに高い。

 何しろ、最大22名のチームによって試合が行われるのだ。リンク上でプレイするのは一度に6名。

 だが、時速160キロという超高速で飛び交うパックを追って、二千平方メートル近い広さのリンクを縦横無尽に高速で駆け回る選手のスタミナがもつのは1分程度。

 合計60分の試合時間の間に次々とメンバーチェンジを行ってプレイをするのがこの競技だ。その独特の個性がアダとなった。

 資本主義的な費用対効果の考え方が浸透するにつれ、メダルひとつを獲るのに22人もの選手を育成するのは割に合わない……そんな風潮が生まれ、やがて翼花ら体育大学でアイスホッケーを選択した学生たちは日陰の存在となった。

 目端の利く者は他の科目へと乗り換えていったが、翼花はできなかった。

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