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スレイブ・プレイ! 氷華女子大学アイスホッケー部 愛奴化計画
第6章 仕組まれた生着替え、エロテクターの秘密
荷物が忽然と消えてしまった原因はわからぬものの、責任はすべてキャプテンの自分にある。
雪希は監督の顔を見上げたが、竜崎は冷ややかに見つめ返すのみだった。
と、そのとき。
「どうかされましたか?」
と、詰襟を着た長身の男子生徒が声をかけて来た。ざっくりとした茶髪のなかなか整った顔立ちをしている。
「あなたは……?」
雪希が尋ねると、男子生徒はにこやかな笑みを浮かべて自己紹介をした。
「氷裂高校アイスホッケー部、主将の氷堂冬馬(ひょうどう・とうま)です」
では、彼が理事長の孫という……。
先週、練習試合が決まったと話たときに優から聞いた情報を思い出す。
ここのアイスホッケー部は彼が入学したために創設されたのだ。そして、今主将と名乗ったということは、一年生なのに部を率いる立場なのか。
どうもただのお坊ちゃまというわけでもないらしかった。確かに、物腰も落ち着いていて大人っぽい。
「あ……ごめんなさい。私たち、練習試合にお邪魔した、氷華女子大の……」
「お待ちしておりました、遠い所をわざわざありがとうございます」
礼儀正しい。……それだけに、スティック以外持って来るのを忘れてしまったというのは気遅れしてしまう。
「あ、あの……それが、その……私たち……手違いがあって……」