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スレイブ・プレイ! 氷華女子大学アイスホッケー部 愛奴化計画
第6章 仕組まれた生着替え、エロテクターの秘密
「……手違い?」
「……ええ、その。ユニフォームを入れたバッグを持って来なかったんです」
惨めな気分だったが、正直に言うしかない。
「ユニフォームというのは……ギアやジャージという意味ですか?」
「はい……」
「シューズも?」
用具一式は全てひとつのバッグに入れるので、冬馬この問いは当然であった。
「……はい」
恥ずかしさと申し訳なさでいっぱいになりながら、雪希は頭を下げた。いったいどんな「手違い」があったらこんな事態になるというのだ。どれほどいい加減なチームと思われたことだろう。
「……なあんだ、そんなことですか」
「えっ?」
笑顔のまま返された楽観的な冬馬の言葉に、雪希は思わず耳を疑った。
「それなら丁度良かった。女子用の装備なら僕らの所にあるので、良かったらそれを使って下さい」
「本当ですか!」
良かったらも何もなかった。雪希が振り返るとチームメイトたちは皆うんうんと首を縦に振った。竜崎も頷く。
「使わせて貰いなさい」
「……はいっ!」
地獄に仏とはこのことだ。
雪希は冬馬に深々と頭を下げた。