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スレイブ・プレイ! 氷華女子大学アイスホッケー部 愛奴化計画
第6章 仕組まれた生着替え、エロテクターの秘密

「わかりました。それじゃあ、用具はウチの部員に届けさせますから、皆さんはまず控室に……どうぞ、こちらです。AルームとBルーム、二室ありますから、好きなように別れて使って下さい」

 冬馬は気さくな態度のままで、先頭に立って歩きはじめた。雪希たちもその後に続く。

「でも、どうして女子の用具があるんですか?」

 歩きながら尋ねる。

「ウチにはまだ男子アイスホッケー部しかありませんが、女子の部も募集している所でね。それで最低限の用具の準備が、届いたばかりなんですよ」

 なるほど。冬馬のいる男子のチームからまずメンバーを集めて、女子はこれからということなのか。

 雪希が納得しかけたとき、隣りから優が口を挟んだ。

「それにしても、メンバーもいないうちから用具だけは揃えてあるなんて、随分と準備のいいことだね」

 やや含みを持たせたような口調だ。

(優ったら、何が言いたいの?)

 雪希は失礼に思われなかったか少し心配したが、冬馬はハハッと軽く笑ってそれをいなし、優に答える。

「氷堂グループはホッケーギアを独自に開発している所でしてね。その試作品でもあるんですよ」

 答えになっているような、いないような。しかし、とにかくこれで恥はかかずに済んだ。雪希にしてみれば何でもよかった。

「ふぅーん……」

 雪希とは違い、何かを勘ぐるように生返事のような態度を返す優。
 だが、冬馬の顔に貼り付いたような笑顔は、それで崩れることはなかった。
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