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社内恋愛のススメ
第3章 プライベート
前回と同じく、助手席に座ってシートベルトを締める。
サブバッグからさっき買ったコーヒーを出して、北川さんに渡す。
何度か乗った事がある社用車はオートマだから、ドリンクホルダーが運転席と助手席の間にあるんだけど、北川さんの車はミッションだからそこにはシフトレバーがある。
ドリンクホルダーはハンドルの向こうにしかなくて、私からは手が届かなかった。
「信号待ちの間にでも飲んで下さい。」
「サンキュ」
北川さんはコーヒーを受け取るとドリンクホルダーを開けて置いた。
私はコーヒーにストローを刺して飲む。
「遙、腹減ってる?」
会社では接点が無くて、通勤も北川さんは阪神電車、私はJRだから、バラバラで。
この間告白を受けてから今日が2回目の2人きり、だから、普通に遙、って呼ばれるとまだドキッとする。
2人の時はこんな風に普通に呼んでくれるんだ。
サブバッグからさっき買ったコーヒーを出して、北川さんに渡す。
何度か乗った事がある社用車はオートマだから、ドリンクホルダーが運転席と助手席の間にあるんだけど、北川さんの車はミッションだからそこにはシフトレバーがある。
ドリンクホルダーはハンドルの向こうにしかなくて、私からは手が届かなかった。
「信号待ちの間にでも飲んで下さい。」
「サンキュ」
北川さんはコーヒーを受け取るとドリンクホルダーを開けて置いた。
私はコーヒーにストローを刺して飲む。
「遙、腹減ってる?」
会社では接点が無くて、通勤も北川さんは阪神電車、私はJRだから、バラバラで。
この間告白を受けてから今日が2回目の2人きり、だから、普通に遙、って呼ばれるとまだドキッとする。
2人の時はこんな風に普通に呼んでくれるんだ。