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瞳で抱きしめて
第5章 新生活
「光」



案の定、光は私の頭に顔を埋めるようにして抱き締めてきた。



制服から着替えたTシャツからは、柔軟剤の香りとほのかに光の汗のにおいがする。





「樹理さん…キスしたい」




抱きしめて顔を見ないまま、呟かれる。





「キス…って」




「唇に…いい?」




少し焦って私は身を捩った。



何度もこうやって抱き締められ、頬や額にキスをされることはあっても、唇にしてきたことはなかった。




「ひか……る…」




見上げた彼の瞳が光った。



私の動きは止まって、後頭部に添えられた光の手に引き寄せられる。



二つの唇が触れた感触が伝わり、また一つ一線を越えてしまったと私は思った。


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