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瞳で抱きしめて
第7章 恋人にして
「ぁあ…ぅ…ひかる…ひかる……っ」



腕を伸ばし、俺の首に絡み付いて口づける。



こんな風に樹理さんからキスをしてくるのも、今日初めてのことだ。


俺は夢中で口づけに応えた。


唾液が混ざり合う艶かしい音だけが響く。


俺も樹理さんも、二人とも汗だくだった。



「………は…ぁ」



長い口づけから唇を離すと、樹理さんは俺のジーンズのファスナーを下げた。



「樹理さん?」



予想外の行動に彼女の名前を呼ぶと、樹理さんは汗で濡れた髪を耳にかけて悪戯っぽく俺を見上げる。



「…私ばかり狡いから」



その言葉の続きは言わずに、そのままやや粗っぽくジーンズを脱がされた。



「興奮してる…?」



下着越しにも硬く勃ちあがっていることが分かるそれに優しく触れて樹理さんが愚問を投げ掛ける。



「……ッ!…あ、当たり前……!」


突然触れられて身体ごと揺れる。


何をするつもりなのか聞き返そうとしたその瞬間、樹理さんは予告もなしに下着をずらして直に陰茎を手で包み込み、そのまま扱き始めた。



「……じゅっ樹理さんッ?!」



感じたことのない官能的な刺激が鼻から抜ける。



樹理さんの手の温かさが直に伝わってきて、ただでさえ直接刺激を与えられているのにより興奮が加えられる。



「あぅ…!や、ヤバッ…!」



情けない声が出てしまいそうで必死に堪えるが、そうすると余計に刺激に敏感になってしまう。



「光、かわいい…」



「か、かわいいって…ッ…ぁ…!」



先端から溢れるものを手に絡めつけて、樹理さんは扱き続ける。


上目使いで見つめられ、追い討ちをかけられた。


何、その顔は…可愛すぎる…!



「やばいって!樹理さん…もう……!」



樹理さんの手を掴むと、力ずくで彼女を再びベッドに押し倒した。
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