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瞳で抱きしめて
第8章 対峙
「え?!今日?!」
私の言葉に、予想通りのリアクションを返す光ちゃん。
「伝えるの遅くなってごめんね!でもまぁ、前言った通り二人とももう引きずってないからさ」
「それにしたって…」
突然すぎると責めるような顔で光ちゃんは眉間にシワを寄せた。
通学方向が同じ私たちは、二人で並んで朝の混雑する電車に揺られている。
私はたった今、今日湊斗くんが帰ってくるという話を光ちゃんにしたのだった。
「…なんですぐ教えてくれなかったんですか」
「別に深い理由なんてないよ。私とお姉ちゃんだって連絡きて知ったのが一昨日だったんだから」
「そうですか…」
浮かない顔をしてる。
そんなに気になるのかなあ。
お姉ちゃんと湊斗くん、もう本当になんともなさそうなのに。
「今日お店お休みでしょ?午後から湊斗くんのアパートの片付けをお姉ちゃんと雄介と一緒に手伝いにいくから」
「俺も行きます」
即答だ。
予想はできていたけどね。
明日から夏休みに入る光ちゃんの高校は、今日が終業式だ。
学校も午前中で終わるのだろう。
「学校終わったらすぐ連絡します」
「おっけー。じゃあ湊斗くんにも人手が増えること伝えとくよ」
私の言葉に、予想通りのリアクションを返す光ちゃん。
「伝えるの遅くなってごめんね!でもまぁ、前言った通り二人とももう引きずってないからさ」
「それにしたって…」
突然すぎると責めるような顔で光ちゃんは眉間にシワを寄せた。
通学方向が同じ私たちは、二人で並んで朝の混雑する電車に揺られている。
私はたった今、今日湊斗くんが帰ってくるという話を光ちゃんにしたのだった。
「…なんですぐ教えてくれなかったんですか」
「別に深い理由なんてないよ。私とお姉ちゃんだって連絡きて知ったのが一昨日だったんだから」
「そうですか…」
浮かない顔をしてる。
そんなに気になるのかなあ。
お姉ちゃんと湊斗くん、もう本当になんともなさそうなのに。
「今日お店お休みでしょ?午後から湊斗くんのアパートの片付けをお姉ちゃんと雄介と一緒に手伝いにいくから」
「俺も行きます」
即答だ。
予想はできていたけどね。
明日から夏休みに入る光ちゃんの高校は、今日が終業式だ。
学校も午前中で終わるのだろう。
「学校終わったらすぐ連絡します」
「おっけー。じゃあ湊斗くんにも人手が増えること伝えとくよ」