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瞳で抱きしめて
第8章 対峙

話は一段落したけれど、光ちゃんの表情は相変わらず硬いままだ。


そんな表情を崩したくて、私は回りに聞こえないようにコソコソと小声で彼にある話を耳打ちした。



「そういえばさ…。光ちゃん。……キスマークは、隠れるとこにつけなきゃダメだよ」


「…!?」



大成功…すぎたか?


光ちゃん、すごい形相してる。


驚きすぎて声もでなかったか。



ぷぷっと笑えて、私は口をおさえた。



「お姉ちゃん昨日からストール巻いて隠してるけど、隠れきってないんだよね~。どんだけつけたのよ。…てかさ、ぶっちゃけお姉ちゃんにどこまでしたわけ…?」



面白いのと、興味津々なのとで小声で話しながら笑いをこらえるのが大変だった。



光ちゃんは無言だったけど、みるみる顔が赤くなっていく様子が可愛い。



「まぁ、いいけどね。私は二人が幸せならそれで。お姉ちゃんもまんざらじゃなさそうだし」



クスクス笑っていると、ちょうど電車が駅に着いた。



つり革から手を滑り下ろすと、相変わらず赤面状態の光ちゃんにニッコリ手をふった。



「じゃあ、また後でね」
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