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私立S学園高等部
第1章 母の恋人
それからわたしは幾度となく母の寝室を覗いていた。

けど。

私が六年生になった頃、母の体調が急変した。
入退院を繰り返すようになり、私が英司さんと会えたのも母の部屋ではなく母が入院する病院だった。

母のお見舞いに行くとき、英司さんは気を遣って私を連れていってくれた。

母の病気は私も英司さんも詳しく知らされてなかった。
母が余命宣告されていたことも知らなかった…。

夏辺りから母は長期入院していた。
あの美しい母がどんどんやつれていく。

病院の帰り、寮まで英司さんが送ってくれる。
私はただひたすら黙り込んでいた。

憧れの英司さんと一緒になれるのは嬉しいけど母の病気なんて望んでない、
「せりなちゃん…。」
英司さんが手を繋ごうと手を差し出してくれた。
英司さんの手を握ったら思わず涙が溢れてきた。
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