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その恋受け取ります
第5章 事件勃発!
鎌倉店についたのは12時半頃。
店から離れた場所にしか車は止められないので、悠月が荷物を抱え、
その悠月を未和が先導する。
混雑する通りをもどかしく突き進み、
店に入ると全身から力が抜けていくようだった。
「お疲れ様です!今回は申し訳ありませんでした」
何度か顔を合わせた事のある店長がちょうど店先にいたので、
未和はペコペコと頭を下げまくった。
「お疲れ様です、ご苦労様でした。大変でしたね、立川からでしょ?」
「はい・・でも私の仕出かした事ですから・・
今回はなんとかできましたけど・・次からは十分気をつけますので・・
本当にすみませんでした」
90度に腰を曲げた未和のその後ろに立っている悠月に店長は、
「あら、物流にこんな素敵な人、いたの?」
と声を弾ませ頬をたるませた。