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その恋受け取ります
第5章 事件勃発!
大きな赤い鳥居の下から駅を指差して、未和は悠月と別れようとした。
「え?ちょっと、なに言ってんの?なんで電車で帰るの?」
グイッと腕を掴まれて、おまけにその整った顔を毛穴が見える距離まで近づけてきて
悠月は未和に抗議した。
「だって・・そのほうが平野さん帰りが楽でしょう?
私がいたらまっすぐ帰れないじゃないですか」
普通、車の男が女を家まで送るもんだろうが、
悠月はプライベートの時間を割いて仕事を手伝ってくれただけ。
これ以上の面倒はかけられない。
それに・・これ以上2人でいる理由も・・無いし・・・