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鏡よ鏡
第1章 *****
すると…………

鏡は言いづらそうに淀む。『姫さま。
…………お美しいのは確かに姫さまでございます。
しかし、…………』



8つの鏡が、
玉虫色になる。
そのあと映し出されたのは………


『王子………ッ…』

『ああ、良いッ……
素晴らしい性技だッ』


王子の寝室が映る。
一糸纏わぬ姿となってベッドに仰向けに寝転がる王子。

その腰には、
傷んだ茶色い髪のソバカス女の頭が添えられている。

ソバカス女は、
右手で王子自身を握り上下に擦りながら薄い唇を被せ頭を振っていた。


『ああッ…くぅッ…
何という快感!!
こんな、こんな術(すべ)が在ったとは…………ッ』


ソバカス女は呪いの類いと思われる手つきで王子自身を捏ね、
舌で舐め上げている。

その瞳には貧相さや無礼さは感じられない。
淫らな光のみが煌々と妖しく宿っている。

『王子………わたくしは………貴方様に似つかわしくありませぬ……
それ故………ん、はぁッ……
御奉仕に全身全霊を捧げます…………ジュルッ……』


『ああ……!
出るッ…』
王子の躯が跳ね、
ソバカス女の唇から白濁液が溢れ出た。
『ああッ!こんな妙技は見たことが無いッ…』

王子が仰け反り痙攣した。そして『……ッ…はあッ…よし、そなたならば未来永劫わたしに奉仕するであろうな!
妃に迎えよう、わたしを陰で支えてくれ』と嬉々として叫ぶ。




鏡は呆然と立ち尽くす姫に、
『………姫さまは世界一お美しい………
けれど技量と謙虚さが無いのであります…………』
と囁くように述べた。













姫はあまりの屈辱から精神錯乱をきたし、
自ら地下牢に火を点けて焼かれたという。


隣国に駆逐され、戦に負け妃と婆・騎士たちは自害し国は滅びた。



東の国は隣国と一体化して繁栄を続けたそうな……………………………













〔終〕
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