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悪魔のささやき
第2章 幸運は突然に
百花は会社に入ってから何人かに告白されていた。

みんな、どこかしら素敵な人だったけど、
やっぱり川村さんに勝るひとはいない。


『いいかげん彼氏作ったら』

今日もエリカに言われたこのセリフ。

毎日一緒にランチしてるから
最近は必ず1回は聞いてる。



『まさか好きな人でもいるの?』

「い、い、いないよ」

『ふーん…
まぁ今日の所は、そういうことにしておいてあげる』

さすがエリカ、鋭い!

でもなぜか言えなかった…


川村さんの事好きだなんて言ったら
何言われるか分かんないもん…


傷つきたくないよ…
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