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第2章 幸運は突然に

それから数日がたったある日、思いもよらぬ出来事が起こった。



余計な事は考えないように、最近は残業もよくしてた百花だったが、その日は朝からとにかく忙しくて、9時を過ぎても仕事がなかなか片付かなかった。



「お疲れ！悪いけど先に帰るよ」

「お疲れ様でした」


最後の1人を見送って、とうとう1人になってしまった。

（よし、あと少し頑張ろう！）

大きく伸びをして、そう気合いを入れ直した時に、後ろから声がかかった。