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悪魔のささやき
第4章 噂のふ・た・り
2人が初めて結ばれた夜は、何度も何度も愛を確かめ合った。
大事に抱いてくれる愁からは、ちゃんと愛情が感じられて、百花は今幸せに満ちている。
『織田さん、今日飲みに行かない?』
声をかけてくれたのは、総務課の木村さんだ。
…確か愁と同期だったはず
「ごめんなさい。ちょっと…」
『ダメ?じゃ明日は?』
「明日も…ごめんなさい…」
百花は愁と付き合ってる事をはっきりと言いたかったが、愁の事を考えて、言っていいものかどうか分からなかった。