この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
悪魔のささやき
第6章 運命が変わる日
気のせいかと思い、令嬢の腕をそっと外し、また背中を向けると、今度は身体ごと大きくフラついた。
なんだか身体がおかしい。
「大丈夫?」
腕に軽く触れられただけでビクっと身体が反応する。
それを見た令嬢の口元がニヤついていることも気付かずに、なんとかエレベーターまでたどり着いたが、もう身体に力が入らない。
後ろから追いかけてきた令嬢が、一緒に乗り込み、部屋の階数のボタンを押したことも、令嬢の肩を借りながら部屋に向かって歩いてることも、頭の中では警告音が鳴りっぱなしなのに、身体がいう事をきかない。
「…な…せ…はな…せ」
辛うじて理性が働き、拒否の言葉を吐いてるだけ。
でもそんな抵抗も虚しく、部屋の扉は閉められた。
なんだか身体がおかしい。
「大丈夫?」
腕に軽く触れられただけでビクっと身体が反応する。
それを見た令嬢の口元がニヤついていることも気付かずに、なんとかエレベーターまでたどり着いたが、もう身体に力が入らない。
後ろから追いかけてきた令嬢が、一緒に乗り込み、部屋の階数のボタンを押したことも、令嬢の肩を借りながら部屋に向かって歩いてることも、頭の中では警告音が鳴りっぱなしなのに、身体がいう事をきかない。
「…な…せ…はな…せ」
辛うじて理性が働き、拒否の言葉を吐いてるだけ。
でもそんな抵抗も虚しく、部屋の扉は閉められた。