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王子さまの本音
第3章 ズルい夜
家に帰りスーツを着替え会社へ出勤して自分のデスクでコーヒーを飲みながらスケジュールを確認する
(俺の時間がある時か…)
「流星さんおはようございます」
「月影かおはよう」
「あれ?流星さんなんかいいことありましたか?」
「え?なんで?」
「なんだかとっても楽しそうでしたので」
「そうかな?」
「はい」
(月影はよく人を見てる)
たしか喉の調子がおかしかった時、気付いたのは月影だけだった
今でも月影からもらった飴は俺のデスクの引き出しにしまってある