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王子さまの本音
第1章 気まぐれ


時計を見たが会社までまだ時間がある


(暇潰しにでも見てるか)



その後、何度か青信号になったが渡る様子がない


(一体、何やってんだ?)


俺は青信号になったのを確認し女に近付き声をかけた


「ねぇ君、信号渡らないの?」

「え?」


何故か女との視線が合わなかった



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