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タイムリミット。
第9章 タイムリー。
『邪魔者も、居なくなったし...ショウ』
「ちょい、これ片付けなきゃ」
皆が帰った後には、ある程度片付けられた2次会?の残骸が残っていた。
『明日、やりゃいいよ』
「でも...」
テーブルの上の空き缶を手に取り片付けようとする尚子を静止、佑輔は後ろから尚子をふわりと包むよう抱きしめた。
尚子の顎に手をかけ後ろに向かせ唇を重ねる。
お互いの唇の感触を、味わうようにそこから徐々に激しさを増しながら。
時折、まじる吐息は甘い熱を発しながら吸収される。
その時、
尚子が色を含んだ声ではない声を発し崩れ落ちそうになる。
既に佑輔が尚子を支えソファーに座らせた。
血の気が引引き、蒼白に乱れた呼吸を整える尚子。
佑輔は、素早くミネラルウォーターをグラスに注ぎ尚子に飲ませる。
ややあり、先程より赤みをまし、呼吸の荒らさも取れた尚子の顔を見、佑輔は隣に腰を落とす。
『ごめん、ガッツキ過ぎた』
「...大、丈夫
疲れが出たんだよ
ここ、一週間ぐらい体調優れなかったし」
『体調?』
佑輔がそう聞いて来たので、尚子は事細かに応えた。