この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
タイムリミット。
第9章 タイムリー。
『...そ、それって
もしかしたら、もしかしてじゃ』
「は、なにそれ」
『だ、だって
躰は熱っぽく、食欲あっても食えねーとか、よくなんかであんじゃん』
「言ってる意味判んないし
なんでどもっとるの」
『だから、ショウいつ生理来た』
「......おっ、おぉー...!!」
『じゃねーの』
おもむろに立ち上がり、佑輔は上着を羽織り、財布と車のキーを手に取り部屋を出ていこうとする。
尚子は、えっ、おっ、と脳内で事の次第を咀嚼するのに、出遅れた。
部屋を出ていく寸前で尚子は口を開く。
「ゆ、佑輔どこ行くの」
『下の24時間のドラックストア』
「は」
『善は急げって』
そうなのか?
と、どう突っ込めば良いか考えているうちに、佑輔は部屋から颯爽と去っていった。