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タイムリミット。
第4章 期間限定。




9時過ぎ。
メールの着信音がリビングの机の上から聞こえる。


ーー網焼きOKです。
今、フロアー終わり。
後雑務が終わったら、帰ります。ーー



お弁当だけでは、味気ないので、簡単なサラダと味噌汁は尚子が用意した。



ーーお仕事 お疲れ様。
私は 先に食事を済ませました。ーー

程なくして、

ーー了解です。ーー



返事が来た。
それを確認し、今日の疲れを癒すため、風呂に入る。

風呂を出て、ドライヤーで髪を乾かしていると、玄関から音がし、佑輔が帰ってきた。

佑輔はそのまま、寝室に入り 着替えを済ませる。

尚子は、髪を乾かし、1つにまとめバスルームから出て、キッチンへ行き 味噌汁を温め直す。

味噌汁の香りが、キッチンに拡がる。



『えっ、味噌汁作ったの』

「うん、お弁当だけじゃ 味気ないでしょ
サラダも簡単に作ったよ」


コンロの火を止めた時、どこで、スイッチが入ったのか判らないが、佑輔に後ろから抱きつかれた。



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