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タイムリミット。
第4章 期間限定。




その頃 佑輔は、食事の支度をしながら、尚子と出会った時の事を思い出していた。

尚子は、気づいていないが、佑輔は、ずっと前から尚子に好意を持っていた。

それこそ、尚子がフリーで仕事をする前から。



次男であった 佑輔は祖父が発起した、事業にはこれと言って興味がなかった。

が、父の代で、事業が拡大した。
学生時分から、社会勉強と事あるごとに、手伝わされていた。
接客業はそれなりに楽しかったが、それまでだ。

その時分に、ウエディングに携わっていた美容院のアシスタントとして、尚子が来ていた事がキッカケだった。

何事にも進んで真剣に 仕事をするさまに好感を持ったのが始まり。

始めは好意から。

その仕事に対してのひたむきさに、惹かれた。



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