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タイムリミット。
第4章 期間限定。
地元の大学を卒業して、就職という事になった。
兄が継ぐとは言え、親は、佑輔も 兄を補佐するよう、佑輔に望んだ。
が、
了解はしたものの、数年は外でと、県外に就職していた。
家業を手伝っていた時とは、勝手が違う。
社会に出て、知る事もある。
たまにやるせない気分にもなる。
そういう時、
ふと、何気に脳裏をよぎる彼女。
何事にも真剣で、笑顔を絶やさず真っ直ぐな瞳。
思い出しては、元気付られた。
数年後、約束どうり地元に戻り、尚子と再会するが、尚子は佑輔の事は気づかない。
接点がなかったから、
一方的な再会をはたしながら尚子は佑輔の存在を知らない。
数ヶ月前の部署移動に伴い、押し迫る ブライダルフェアの担当になった佑輔。
少しずつ関わり合い、彼女を直に感じて確信する。
尚子に恋をしている事を。