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タイムリミット。
第5章 途中経過。
サラサラさら……
尚子は、髪を梳く心地良い感触で浮上する。
目の前には、見慣れたスエットが。
気だるさに躰が上手く動かないが、頭を撫でられる気持ち良さに、スエットにスリスリと頬ずり返す。
『尚子さん、気ぃついた』
「ん」
『怒ってる』
「ん」
『だけど、今日は1回で 我慢したんだぞ』
「……」
回数の問題か!
それもあるよね。
でも、違う。
質の問題か!
ま、お互い納得すればなんでもありだよね。
いや、違うだろ。
一応、拒否したから。
と、声を発しようとして気がつく。
喉に違和感。
とても喉が乾いていることを 。
どんだけ啼かされたんだ。
尚子はわざとらしく、一咳出す。