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タイムリミット。
第5章 途中経過。
「ご馳走様でした」
「「お粗末様でした」」
「リセット取る?」
「もう、入らん」
「じゃ、続きする」
「んー、自分の過ちは解ってっから」
「ふーん
ま、お好きなように
でもさー、こんだけは言うけどショウが前言ってた、子が欲しいっていうのはさー
エゴじゃないと思うんだよ
当たり前の事って訳でもないけど
うーん、上手くいえないけどさー
誰かの為じゃなくて、自分の覚悟ってのか、想い、信念、支え、弱さを見つめるってか自分の弱さを認めて、それを糧に子に与えるってかさ…
そう、思うんだ」
優子は自分の大きくなったお腹を愛しそうに、撫でながら尚子に語った。
優子は優子なり、長年子を授からなかったので、想う事があるのだろう。
尚子は優子の言葉の重みを感じ、黙って耳を傾けていた。