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タイムリミット。
第6章 タイムアップ。
家に着くと、佑輔はが、夕食の用意をしていてくれた。
「あらっ、今日早番だっけ」
『朝から、マネージメントの会議と、昼食会で 早番
メシまだっしょ』
「うん、でも少し食欲ない」
『えっ、調子悪いの』
佑輔が心配そうに、尚子に歩み寄る。
尚子は、即断でこのままズルズルと同居を引き延ばす気はない。
言うなら、今。
「月1。佑輔同居解消だよ」
歩みの止まった、佑輔の横をすり抜け着替えるために部屋に入る。
ドアに右手を手をかけた、その時、左手首を捕まれ後ろに引き寄せられた。
躰のバランスを崩し、躰が背後に傾く。
倒れる。
尚子が、そう思った時背中越しに胸板、腰回りに佑輔の腕が尚子の躰を支えていた。