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タイムリミット。
第6章 タイムアップ。
佑輔がその赤に染まった指を惚悦の表情で、甜める。
尚子の躰の奥底から、言いようの無い感情がふつふつと浮上する。
その感情が何なのかを確認する前に、尚子のモノで濡れている佑輔の指に、吸い込まれるように舌を這わす。
指を隔たりに、2人の舌が触れ、指の間からどちらともなく絡み合う。
ザラりとして、ヌルやかな感触、生やかな匂いと鉄の味。
普通だったら、嫌悪するシュチュエーション。
尚子は、本能からこの男が欲しいと思った。
が、頭の片隅で
ここでしてしまうのは、後処理が大変だ。
と、現実的に思った。
暫し、お互いの舌を堪能した後。
「ここでは、嫌」
と、恥じらう振りをして佑輔をバスルームへと、誘導に成功した。