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猫好き男子と大人な部長
第5章 優しい部長
エスカレーターで2階まで来たとき、架恋の前で乗っていた高倉が降りた。
そして、何歩か歩いてから振り返り、架恋を待っている。
続いてエスカレーターを降りた架恋に向かい、高倉が言った。
「それじゃ、私はこれから3階まで戻るよ。気をつけて帰ってね」
「え? わざわざ私のために、2階まで降りてくださったんですか?!」
「うん、見送ろうと思って。大した距離じゃないからね」
架恋は、高倉の至れり尽くせりの心遣いに感激して言った。
「本当に色々とお心遣い恐縮です! ありがとうございました! それでは、明日またお目にかかります」
「いえいえ。また明日ね。お気をつけて」
「はい! 部長もお気をつけて!」
頭を下げる架恋に向かって、笑顔で手を振った後、高倉は反対側にある上りのエスカレーターを目指して歩いていった。
そして、何歩か歩いてから振り返り、架恋を待っている。
続いてエスカレーターを降りた架恋に向かい、高倉が言った。
「それじゃ、私はこれから3階まで戻るよ。気をつけて帰ってね」
「え? わざわざ私のために、2階まで降りてくださったんですか?!」
「うん、見送ろうと思って。大した距離じゃないからね」
架恋は、高倉の至れり尽くせりの心遣いに感激して言った。
「本当に色々とお心遣い恐縮です! ありがとうございました! それでは、明日またお目にかかります」
「いえいえ。また明日ね。お気をつけて」
「はい! 部長もお気をつけて!」
頭を下げる架恋に向かって、笑顔で手を振った後、高倉は反対側にある上りのエスカレーターを目指して歩いていった。