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猫好き男子と大人な部長
第2章 雨の日のポップ
「石橋さんは、車で出勤してるの?」
「あ、そういうわけではなくて。雨宿りしてたら、何だか猫の声が聞こえてきて、気になって来てみたの」
「ふーん、1ヶ月前の俺と一緒だ。聞かなくても分かったよ、石橋さんも猫好きなんでしょ?」
嬉しそうに尋ねる宮沢に、架恋も笑って「うん」と言って頷く。
宮沢は言葉を続けた。
「貴重な猫好き仲間発見! おい、ポップ。友達が増えそうだぞ」
そう言って、愛おしげに猫を撫でる宮沢。
架恋は少々意外に思っていた。
以前話したときの感じから、もっと活発で豪快なイメージを宮沢に対して抱いており、宮沢に対しては大変失礼ながら、目の前のこの光景に違和感があったのだ。
もし、今こうして目の前で猫を撫でているのが高倉部長だったなら、架恋もそこまで驚かなかったはずだが。
「あ、そういうわけではなくて。雨宿りしてたら、何だか猫の声が聞こえてきて、気になって来てみたの」
「ふーん、1ヶ月前の俺と一緒だ。聞かなくても分かったよ、石橋さんも猫好きなんでしょ?」
嬉しそうに尋ねる宮沢に、架恋も笑って「うん」と言って頷く。
宮沢は言葉を続けた。
「貴重な猫好き仲間発見! おい、ポップ。友達が増えそうだぞ」
そう言って、愛おしげに猫を撫でる宮沢。
架恋は少々意外に思っていた。
以前話したときの感じから、もっと活発で豪快なイメージを宮沢に対して抱いており、宮沢に対しては大変失礼ながら、目の前のこの光景に違和感があったのだ。
もし、今こうして目の前で猫を撫でているのが高倉部長だったなら、架恋もそこまで驚かなかったはずだが。