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猫好き男子と大人な部長
第10章 新たな出会い
その後、丸岡が言った。
「で、何の用? 見ての通り、俺たちは今忙しいんだけど」
しかし、篠宮はそんな言葉にもへこたれる様子を見せずに言う。
「もう~、そんなつれないこと言わずに。たまたま、いったん社に戻る用事ができてね。で、丸岡君が休憩中だって聞いて、探したんだけど、見つからなくて。でも、人事部のホワイトボードに、『大会議室で説明会』って書いてあるのを見たから、責任感の強い丸岡君は休憩時間なのに、ここに来てるんじゃないかって予測したんだよ。こうして苦労して会いにきてるのに、そんな言い草はないでしょ」
「で、何の用? 見ての通り、俺たちは今忙しいんだけど」
しかし、篠宮はそんな言葉にもへこたれる様子を見せずに言う。
「もう~、そんなつれないこと言わずに。たまたま、いったん社に戻る用事ができてね。で、丸岡君が休憩中だって聞いて、探したんだけど、見つからなくて。でも、人事部のホワイトボードに、『大会議室で説明会』って書いてあるのを見たから、責任感の強い丸岡君は休憩時間なのに、ここに来てるんじゃないかって予測したんだよ。こうして苦労して会いにきてるのに、そんな言い草はないでしょ」