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猫好き男子と大人な部長
第10章 新たな出会い
ところどころ、猫なで声で喋る篠宮に、架恋は内心「この人、苦手かも」と思い始めていた。
そして、「丸岡さんのことが好きなのかな」とも。
篠宮はどうやら丸岡に用事があるようなので、架恋と瑞穂は黙々と準備に集中することに。
丸岡は今度は、ややイライラしたような声色で言った。
「せっかく来てくれたんだけど、仕事中だから、喋ってる場合じゃないんだよ。雑談なら、お昼休みにしよう」
「準備って、石橋さんと倉本さんのお仕事でしょ。丸岡君はしなくてもいいはず」
「『しなくてもいい』は『してはいけない』とは違うんだよ。実際、俺は少しでも手伝いたい」
徐々に、丸岡の口調は、つっけんどんなものに変わっていく。
この会話を聞いていた架恋にとっては、丸岡に同情していた。
それでも、一向に意に介さない様子の篠宮がさらに言う。
そして、「丸岡さんのことが好きなのかな」とも。
篠宮はどうやら丸岡に用事があるようなので、架恋と瑞穂は黙々と準備に集中することに。
丸岡は今度は、ややイライラしたような声色で言った。
「せっかく来てくれたんだけど、仕事中だから、喋ってる場合じゃないんだよ。雑談なら、お昼休みにしよう」
「準備って、石橋さんと倉本さんのお仕事でしょ。丸岡君はしなくてもいいはず」
「『しなくてもいい』は『してはいけない』とは違うんだよ。実際、俺は少しでも手伝いたい」
徐々に、丸岡の口調は、つっけんどんなものに変わっていく。
この会話を聞いていた架恋にとっては、丸岡に同情していた。
それでも、一向に意に介さない様子の篠宮がさらに言う。