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猫好き男子と大人な部長
第12章 猫好き男子と架恋の夏
 二人は人通りの少ない坂道を、おしゃべりをしながら15分ほど歩き続けた。

 そして―――。



「着いたよ」

 そう言って前方を指し示す修馬。

 二人がたどり着いたのは、何の変哲もない小さな公園だった。



 不思議そうな架恋を連れて、修馬はゆっくりと公園の中へ入っていく。

 そして、奥にあるブランコを目指して歩き続けた。




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