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猫好き男子と大人な部長
第13章 青天の霹靂
「宮沢君と石橋さんが交際してるっていうその噂、真偽の程は不明だけど……。もし本当だとすると、宮沢君は酷いよね。二股ってことになるじゃん」
個室内で聞いている架恋の頭は真っ白になってきた。
そんな架恋にはおかまいなしに、会話は続いていく。
「宮沢君はそんなことする人には見えないけどな。多分きっと、『篠宮さんとの深い関係』ってのが、デマなんじゃない?」
「でもね、営業部にいる私の友達から聞いたんだけど、その子は『速報!』って言っててかなり自信ありそうだったよ。もし全て本当だとすると、石橋さんがかわいそう……。二股だとすると、私はかなり宮沢君には幻滅だなぁ。もっとも、石橋さんと付き合ってるっていう噂自体が、怪しいもんだけどね。少なくとも私は、本人たちから直接聞いたこともないし」
架恋は「私と付き合ってくれてるっていうところは事実なのに」と思いつつ、「その速報とやらが嘘であってほしい」と切に願った。
個室内で聞いている架恋の頭は真っ白になってきた。
そんな架恋にはおかまいなしに、会話は続いていく。
「宮沢君はそんなことする人には見えないけどな。多分きっと、『篠宮さんとの深い関係』ってのが、デマなんじゃない?」
「でもね、営業部にいる私の友達から聞いたんだけど、その子は『速報!』って言っててかなり自信ありそうだったよ。もし全て本当だとすると、石橋さんがかわいそう……。二股だとすると、私はかなり宮沢君には幻滅だなぁ。もっとも、石橋さんと付き合ってるっていう噂自体が、怪しいもんだけどね。少なくとも私は、本人たちから直接聞いたこともないし」
架恋は「私と付き合ってくれてるっていうところは事実なのに」と思いつつ、「その速報とやらが嘘であってほしい」と切に願った。