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猫好き男子と大人な部長
第13章 青天の霹靂
瑞穂が急に、いつもの張りのある声に戻って言った。
「だったら、はっきりさせた方がいいね。LINEかメールで、また連絡を取ってみたら? 『飲みすぎてないか、心配してるよ。大丈夫?』とか、無難な入り方でいいじゃん。もし終業時間までに返事がないようなら、電話するのもいいかも。とりあえず、このまま宙ぶらりんの状態で待ち続けるのは、架恋としてもつらいでしょ」
「うん……たしかに……」
何度もしつこくこちらから連絡を取ることに気が進まない架恋だったが、瑞穂にこう言われると、「この場合は仕方ないかも」と思えてきた。
瑞穂がなおも言う。
「じゃあ、『善は急げ』だ~! 今すぐ、メールかLINEでメッセージを送ってみよう!」
「うん、そうする」
架恋は今度はLINEでメッセージを送った。
瑞穂に言われたような、当たり障りのないメッセージを。
「だったら、はっきりさせた方がいいね。LINEかメールで、また連絡を取ってみたら? 『飲みすぎてないか、心配してるよ。大丈夫?』とか、無難な入り方でいいじゃん。もし終業時間までに返事がないようなら、電話するのもいいかも。とりあえず、このまま宙ぶらりんの状態で待ち続けるのは、架恋としてもつらいでしょ」
「うん……たしかに……」
何度もしつこくこちらから連絡を取ることに気が進まない架恋だったが、瑞穂にこう言われると、「この場合は仕方ないかも」と思えてきた。
瑞穂がなおも言う。
「じゃあ、『善は急げ』だ~! 今すぐ、メールかLINEでメッセージを送ってみよう!」
「うん、そうする」
架恋は今度はLINEでメッセージを送った。
瑞穂に言われたような、当たり障りのないメッセージを。