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猫好き男子と大人な部長
第13章 青天の霹靂
「そういえば、石橋君。今日はかなり調子が悪そうだったね。今も本当に具合が悪そうだ……。心配だから、駅前まで送らせてくれ」

 架恋は、「え? でも……」と言って目を伏せる。

 だが、高倉は譲らない。

「宮沢君と一緒に帰るところだったのなら、二人とも一緒にどうだろうか。それとも、私の車には乗りたくない?」

 架恋は誤解されたくないため、慌てて答える。

「そんなことは決して……!」

 しかし、修馬は先ほどより幾分か冷静な顔つきで言った。

「せっかくのご厚意ですが、俺………いや、私は少し寄るところがあるので、これで。では、また」

 そう言うと、修馬は足早に屋外へと出て行った。




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