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猫好き男子と大人な部長
第13章 青天の霹靂
「週末、あそこに行こうかな……。このリングを見るたび、修馬君のことを思い出してしまうから……お別れしないと」

 独り言を言ってから、ゼリーを最後まで喉に流し込む架恋。

 今の架恋には、その味は全く感じられなかった。



 中身を飲みきって薄くなった容器をゴミ箱に投げ捨てると、架恋は大きな溜め息をつく。

 架恋は週末に、一人であの公園を訪れ、あの場所でリングを投げ捨てることを心に決めた。

 リングがある限り、修馬への想いを吹っ切れないということは、架恋にとっては間違いないように思われたので、架恋の決心は固い。




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