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猫好き男子と大人な部長
第13章 青天の霹靂
「あのね、宮沢君。架恋は今、混乱し、傷ついてるの。そのくらい、宮沢君も分かってるはずだけど?」

「うん、それは分かってる。本当にごめん。だから……しっかり話がしたいんだ。言い訳するつもりも、自己弁護するつもりも一切ないけど、誤解があると思うから」

「どんな事情があるにせよ、あんな写真を撮らせる方がどうかしていると思うよ。とりあえず、架恋はまだ話し合いをできる状態じゃないし、こんなところで立ち話してるのも目立つから、これで失礼するね。さ、架恋、行こ」

 瑞穂は架恋の手を引くと、修馬の「ちょっと待ってくれ」という声を無視して歩き出す。

 架恋は一言も発せないまま、瑞穂のあとをついていった。




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