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猫好き男子と大人な部長
第14章 過ちを悔いる猫好き男子
 修馬はひとり、とぼとぼと駅へと向かっていた。

 下を向くと涙がこぼれそうなので、唇を噛み締めて空を見上げる。

 朝よりは黒雲の量が減ったようだが、それでも空全体を雲が覆っていることは変わらず、いつ雨が降り出してもおかしくないように見える。

 心の中で、「本当に泣きたいのは架恋だよな。何やってるんだ、俺は」と修馬は呟いていた。




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