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猫好き男子と大人な部長
第15章 大人な部長
「今日は何も予定はないですし、時間はありますので……私でよければお供いたします。ですが……なぜ、オルゴールを?」
「説明が遅れてごめんね。来週、故郷に住む妹の誕生日なんだよ。それで、オルゴールを贈ろうと思ってね。確か、あのショッピングモールには、オルゴールの専門店があったはずだから、ちょうどいいと思って。石橋君に同行をお願いしている理由は、妹が大のJ-POP好きだからだよ。私は洋楽ばかり聴いているから、どうも他のジャンルには疎くてね」
高倉には「洋楽好き」というイメージがあまりなかったので、架恋は少し意外に思った。
架恋の中では、J-POPやクラシックを聴いているようなイメージを、高倉に抱いていたので。
「なるほど。部長はロックなども聴かれるのですか?」
「うん、よく聴くよ。バラードも好きだけど」
「何だか意外です!」
「ははは、そういうイメージを持たれてなかったか」
高倉はハンドルを握りながら、愉しげに笑う。
助手席に座る架恋からは、その横顔しか見られなかったが、リラックスした感じの笑顔に見えた。
高倉が言葉を続ける。
「説明が遅れてごめんね。来週、故郷に住む妹の誕生日なんだよ。それで、オルゴールを贈ろうと思ってね。確か、あのショッピングモールには、オルゴールの専門店があったはずだから、ちょうどいいと思って。石橋君に同行をお願いしている理由は、妹が大のJ-POP好きだからだよ。私は洋楽ばかり聴いているから、どうも他のジャンルには疎くてね」
高倉には「洋楽好き」というイメージがあまりなかったので、架恋は少し意外に思った。
架恋の中では、J-POPやクラシックを聴いているようなイメージを、高倉に抱いていたので。
「なるほど。部長はロックなども聴かれるのですか?」
「うん、よく聴くよ。バラードも好きだけど」
「何だか意外です!」
「ははは、そういうイメージを持たれてなかったか」
高倉はハンドルを握りながら、愉しげに笑う。
助手席に座る架恋からは、その横顔しか見られなかったが、リラックスした感じの笑顔に見えた。
高倉が言葉を続ける。