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猫好き男子と大人な部長
第15章 大人な部長
「洋楽のロックもいいものだよ。石橋君が興味を持ったなら、いつでもCDをお貸しするけど……こういう趣味って人それぞれだから、押し付けるようなことは良くないと思うんだ。だから、あくまでも『もし、いつか興味を持ったら』ってことでね」
相変わらず気遣い上手な方だなぁ、と思う架恋。
「ありがとうございます。正直、洋楽はほとんど聴かないので、想像もつかないんですけど、何かオススメがございましたら、教えてくださいね」
「いやいや、無理しなくてもいいよ。そんなつもりで言ったわけじゃないから。オルゴール選び、よろしく頼むよ」
「私ではお力になれるかどうか分かりませんが、ご一緒させていただきますね。……ところで、立ち入った話になりますが……どうしてオルゴールを? あ……もし、お話したくないと思われましたら、無視してくださいね!」
くだけた調子でおしゃべりが進んでいたので、ついつい気になったことをスムーズに尋ねてしまった架恋は、ハッとして慌てて言い足した。
相手が上司だということを、すっかり忘れてしまっているほど、くつろいだ気分で話してしまっていたのだ。
しかし、高倉は気にする様子も見せずに答えた。
相変わらず気遣い上手な方だなぁ、と思う架恋。
「ありがとうございます。正直、洋楽はほとんど聴かないので、想像もつかないんですけど、何かオススメがございましたら、教えてくださいね」
「いやいや、無理しなくてもいいよ。そんなつもりで言ったわけじゃないから。オルゴール選び、よろしく頼むよ」
「私ではお力になれるかどうか分かりませんが、ご一緒させていただきますね。……ところで、立ち入った話になりますが……どうしてオルゴールを? あ……もし、お話したくないと思われましたら、無視してくださいね!」
くだけた調子でおしゃべりが進んでいたので、ついつい気になったことをスムーズに尋ねてしまった架恋は、ハッとして慌てて言い足した。
相手が上司だということを、すっかり忘れてしまっているほど、くつろいだ気分で話してしまっていたのだ。
しかし、高倉は気にする様子も見せずに答えた。