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猫好き男子と大人な部長
第3章 猫好き男子とお試し期間
「俺は前々から、石橋さんのことが好きだったよ。去年の12月のある日、会社近くのラーメン屋にて昼食を済ませた俺は、店から出てきたときに、たまたま石橋さんを見かけたんだ。大通りを挟んで向かい側の歩道にて、かがみ込んで野良猫をじっと見つめてる石橋さんを。石橋さんはこちらに気づいてない様子だったけどね。その前にも、同期で集まった飲み会で顔を合わせていたんだけど、そのときは正直、石橋さんに対して強い印象を抱いていたわけじゃなかった。でも、そうして野良猫に対して優しい視線を向けてる石橋さんに、俺は見とれてしまって。俺は営業だから、なかなか会う機会もなかったけど、それ以来ずっと、石橋さんのことを想い続けてたんだ」
まっすぐに架恋の目を見つめて語りかける宮沢。
その真剣な眼差しに、少し恥ずかしくなった架恋は、やや目を伏せた。
社内で大人気の宮沢から、こんな告白を受け、架恋としても嬉しくないはずがない。
宮沢は言葉を続けた。
まっすぐに架恋の目を見つめて語りかける宮沢。
その真剣な眼差しに、少し恥ずかしくなった架恋は、やや目を伏せた。
社内で大人気の宮沢から、こんな告白を受け、架恋としても嬉しくないはずがない。
宮沢は言葉を続けた。