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猫好き男子と大人な部長
第3章 猫好き男子とお試し期間
それでも、宮沢は顔を明るくした。
「そっか! よかった! 要するに、『友達として、猫好き仲間としては好きだけど、恋愛的な意味で好きではない』ってことなんでしょ。だったら、俺にチャンスを与えてほしい。1週間だけ、『お試し期間』ってことで、俺と付き合ってくれないか? 1週間終わったあと、そこで交際期間を終わらせるのか、そのまま続けてくれるのかは、石橋さんがそのとき決めてくれればいいから」
「え? でも……そんなの、何だか失礼な気が……」
「失礼って俺に対して? そんなこと全然ないし……むしろ、この条件すら聞き入れてもらえない方が、俺にはつらいよ。今は俺といきなり正式に付き合う気はないんだろ? だったら、こういう形でいいから、チャンスをくれって。頼む」
ここまで言われて、断る理由が架恋にはなかった。
「そっか! よかった! 要するに、『友達として、猫好き仲間としては好きだけど、恋愛的な意味で好きではない』ってことなんでしょ。だったら、俺にチャンスを与えてほしい。1週間だけ、『お試し期間』ってことで、俺と付き合ってくれないか? 1週間終わったあと、そこで交際期間を終わらせるのか、そのまま続けてくれるのかは、石橋さんがそのとき決めてくれればいいから」
「え? でも……そんなの、何だか失礼な気が……」
「失礼って俺に対して? そんなこと全然ないし……むしろ、この条件すら聞き入れてもらえない方が、俺にはつらいよ。今は俺といきなり正式に付き合う気はないんだろ? だったら、こういう形でいいから、チャンスをくれって。頼む」
ここまで言われて、断る理由が架恋にはなかった。