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Beautiful Smile~不器用な愛~
第12章 伝想
「外では強がってますけど、透の前ではいつもボロボロで甘えてばかりなんです。それでもいつも“大丈夫、大丈夫”って抱きしめてくれる彼の温もりに支えられていました。彼の前では素直な自分でいれるし、恥ずかしいところも全部受け入れてくれる彼に……中学から好きな人、彼に詩を渡した人がいるって分かってるけど、自分の気持ちちゃんと伝えたいなって。なんて、自己満足ですけど」
「そんなことないで。伝えることで自分の勘違いとか知ったり、相手の気持ち知れたり。想いは伝えたほうがええ。俺もミキちゃんの気持ち、聞いて嬉しかったわ。それと、木内が誘っても中々……とか落ち込んでたから連絡したってや」
「はい。木内さんにもちゃんと伝えときますので、瞬さんは何も言わないで下さいね」
そんな話をしていると駅について、私は瞬さんに手を振って改札で別れる。瞬さんの家から駅までは三十分くらいかかるが、話をしているとあっという間に時間が経った。
思った時が吉。この気持ちを透にきちんと伝えよう。想いを伝えること。それが全ての始まりだと思うから。もう後悔はしたくない。
「そんなことないで。伝えることで自分の勘違いとか知ったり、相手の気持ち知れたり。想いは伝えたほうがええ。俺もミキちゃんの気持ち、聞いて嬉しかったわ。それと、木内が誘っても中々……とか落ち込んでたから連絡したってや」
「はい。木内さんにもちゃんと伝えときますので、瞬さんは何も言わないで下さいね」
そんな話をしていると駅について、私は瞬さんに手を振って改札で別れる。瞬さんの家から駅までは三十分くらいかかるが、話をしているとあっという間に時間が経った。
思った時が吉。この気持ちを透にきちんと伝えよう。想いを伝えること。それが全ての始まりだと思うから。もう後悔はしたくない。