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Beautiful Smile~不器用な愛~
第16章 【短編】嘘つきな臆病者
「最近、あの子とはどうなの?」
「んー…それがさ、好きな人できたみたい」
帰りの電車、隣の席に座る男の子。私の好きな人。透さん。毎日、同じ電車になって、彼はいつも携帯チェックか本を読んでいた。一度、音楽を聴きながら静かに涙を流すところを見てから、一方的に恋に落ちた。
「そっかあ。恋って難しいね」
好きな人に好きな人がいる。彼と私は同じ気持ちなのに、その好きな人が違う。どうして恋は結び合わずに一方通行なんだろうか。
「んー…それがさ、好きな人できたみたい」
帰りの電車、隣の席に座る男の子。私の好きな人。透さん。毎日、同じ電車になって、彼はいつも携帯チェックか本を読んでいた。一度、音楽を聴きながら静かに涙を流すところを見てから、一方的に恋に落ちた。
「そっかあ。恋って難しいね」
好きな人に好きな人がいる。彼と私は同じ気持ちなのに、その好きな人が違う。どうして恋は結び合わずに一方通行なんだろうか。