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Beautiful Smile~不器用な愛~
第17章 【短編】涙夜ーナミダヨルー【GL】
「美紅?」
「んっ……?」
「どうしたの? 寂しくなっちゃった? 大丈夫、美紅はずっと大切な友達だよ。唯一無二の友達」
トモダチ。その言葉がこんな苦しいものだとは思わなかった。
「ダメだよ、ミキ……。友達なんて嫌だよ。私は、ミキのことが好きなの」
「えっ……?」
ミキが困っているのが声だけで分かる。抱きしめてくれた手が離れる。
「あの頃は気づかなかった。けどね、後で気づいたんだ。友達だけでは証明できない気持ちがここにあるってことを」
ミキが欲しい。叶わないことは分かっている。それでも――。
「んっ……?」
「どうしたの? 寂しくなっちゃった? 大丈夫、美紅はずっと大切な友達だよ。唯一無二の友達」
トモダチ。その言葉がこんな苦しいものだとは思わなかった。
「ダメだよ、ミキ……。友達なんて嫌だよ。私は、ミキのことが好きなの」
「えっ……?」
ミキが困っているのが声だけで分かる。抱きしめてくれた手が離れる。
「あの頃は気づかなかった。けどね、後で気づいたんだ。友達だけでは証明できない気持ちがここにあるってことを」
ミキが欲しい。叶わないことは分かっている。それでも――。