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第8章 休息 〜都･クリス編〜

しばらく歩くと少し寂れた商店街に到着する
クリスに連れられ大通りをどんどん進んでいく

『人少ないなぁ…』

都は辺りを見回したが人影が疎らだ

『仕方ないね…この先に大きなショッピングセンター出来たからね…』

[時代の流れやから仕方ないかぁ…]

少し物悲しくなるがクリスの顔は嬉しそうだ

『着いたね♪』

着いたのは肉屋
中に入ると同年代位の店主が姿を現す

『クリスさん、らっしゃい♪』

『店長〜♪
今日はよろしくね〜♪』

クリスはニャッと笑うとショーケースの肉を見始める
その間店主は都を品定めするかの様にニヤニヤと見つめている

[何なんやろ…？]

少し不思議に思っていると

『サービスするから彼女もいいかな？』

店主の言葉にクリスはニッコリと笑い

『その為に連れてきたね♪』

２人の会話の意味が解らないまま茫然としているとクリスが色々と注文し店主が次々と肉を量り袋に詰め始めだす

『トイレ借りるね…』

注文を終えたクリスは店の奥へと入っていった