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欲情三分間〜ヨクジョウサンプンマ〜
第4章 ★★★★★★★
_____『おはよーございまーす』
朝7時半。


ぎゅうぎゅうのラッシュアワーをずらして、
あたしは朝6時20分発の電車で通勤する。



小さな事務所にはまだ誰も出勤してない。

鍵を開け(あたしが一番はやいから預かってるのだ)、
入ってロッカールームに向かう。



今どきこんな制服あるの?ってな薄いピンク色のいかにも事務OLです!って制服に着替える。


床掃除をしながら、
鼻歌を歌う。


昨夜の余韻が心地よい。


tomoの汗にまみれた白い顔……………
鼻がかって掠れた声。


『おはようー。
ユマちゃん毎日ありがとうねぇ』
先輩男性が出勤してきた。


『おはよーございまーす』
鼻歌を止める。


『はよー』『おはよう』
社員たちが次々入ってきた。


ゆっくりと、でも確かに仕事が始まる。
















『ああ……………いい…………』
イヤホンから聞こえてくるtomoの声もまた最高。

あたしはサンドイッチを頬張りながらコーヒー片手に目を閉じる。


小さな会社だから、
皆わりと自由に昼食を取りにいく。

派閥もないし、
あたしは朝一番乗りで掃除や準備をするから変にも言われない。


同年代の社員がいないのはさみしいし、
お給料も少ないけど……………


そのぶん、
こうやって昼休み中もtomoの声が聴ける。

社から徒歩5分の場所にある、
小さな公園のベンチ。
公園といってもワンルーム程度の広さに、
ベンチと自販機と植木があるだけ。


『あっ、ここ………ん~、うんっ』
メロディーの途中、
急に高くなる箇所がある。


tomoが作る曲はメロディーもいい。


その時、
肩をポンと叩かれビクッとした。

『ひゃあっ!!』
イヤホンを外して振り返る。



『イズミさん!脅かさないでくださいよ-!』

上司のイズミだ。

『いやー、
こんな閑散した場所で一人唸ってる女子がいると思ったらユマちゃんだったから(笑)』


『え、声出てました?!』


『うん、はっきりと。
悩ましげなうなり声が』イズミさんはクックッと笑う。


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