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欲情三分間〜ヨクジョウサンプンマ〜
第4章 ★★★★★★★
___翌週。


ライブハウスに来たあたしは、
ドリンクを持ってスタンバる。



『あっ、いたいた!ユマちゃん!』

ハナちゃんの黄色い声がした。

『ハナちゃん!
…………友達??』
振り返るとハナちゃんが男子の手を引いてやってくる。


『うん。えへへ』
ハナちゃんはニコニコ笑いながら男子を見上げた。

ヒョロッと背が高くて、メガネをかけている。短めの黒い髪。
『どうも、初めまして。タカトオといいます』

『あ、どうも。
ユマといいます』

ハナちゃんを見て微笑む男子。



お?と思う。

これは友達以上の感情だよねぇ。



ハナちゃんもえらく嬉しげに笑っている。


ほのぼのした雰囲気が2人を包んでいた。



(お似合いだな。
よし、邪魔者は退散っと)

ちょうどステージ上にバンドメンバーが登場した。



皆一斉に歓声を挙げる。



あたしはtomoに『トモーーー!!歌ってぇー!!』と想いをぶつけた。




MCが始まる。

tomoは盛り上げるタイプじゃなく、
淡々と曲についての気持ちを語る。


皆聞き入ってシーンと静まり返る。



イントロが始まった。

___tomoの声が響くと、
あたしは前のめりになり体感する。








曲が終わり、
ふと斜め前を見た。


ハナちゃんとタカトオさんが、
抱き合ってキスをしている。互いの腰を抱いて………


____バラード曲が始まると、
2人の雰囲気が一層密になったのが分かった。そこだけ世界が違うみたいだ…………


(あんまじーっと見ちゃダメだよね)

あたしはtomoが目を伏せ気味にして歌うバラードに、
意識を向けた………………………







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